2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ハッピー・ファミリー

三原ミツカズのデビュー作。母親にマジで恋をする息子と破天荒な父親、理想の塊みたいな母親の繰り広げるどたばたシリアス劇、なんですが、三巻がすばらしくいい出来です。そーか、愛とか恋とか書くなら最低限このあたりまではいけないとだめなんだなぁ、と…

beautiful people

また三原ミツカズ。普通の短編集。「雪白姫」と「空気の中を抜ける空」が好き。ていうか、後者の「空気を抜ける空」は自分が理想とする話とすら言えるかもしれない。個人的にはこういうのが一番好きだ。視点の取り方もすごく好きだし。最高。あと、「アンチ…

RIP

再び、三原ミツカズ作品。今回は「永遠の愛」をテーマに進んでいく、短編連作集、というか普通に一本の話か。自殺趣味の天使という設定をどうやって思いつくんだろうか、としみじみと思います。わりと、ありきたりな設定、テーマですが、この人のポップな絵…

カトゥル・カール

「Doll」で有名な三原ミツカズの作品。ケーキ屋を舞台にした、なんということもない作品なのだけれども、じんわりとハートウォーミング。いいねー。腕を信頼できる作者の短編集を読むというのはすごく幸せな時間だと思います。安心して読める。ただ、やっぱ…

漫画喫茶の夜

濃い、というよりも愚痴な会話で終電を乗り過ごし、現在俺は池袋の漫画喫茶にいます。今から読み漁ります。いろいろ。

よく見ろ日本人、これが戦争だ

一応その手の本をよく読む人間として、自衛隊をどうしたらいいのか、ということに関しても色々と考えてみたりします。と、いうほどは考えてませんけどね。理由は後述。 それはさておき、俺は9条破棄絶対反対、というタイプの人間ではありません。ただ、状況…

亡国のイージス

前々から噂を聞いていてた『亡国のイージス』を読了しました。はじめの100ページちょっとは前日ぼーっと読んで「うーん、まぁまぁかなぁ」とか呟いてたのですが、今日の朝100ページほど読んだら手が止まらなくなり、結局昼過ぎまで電車に乗りながら歩…

アホだなぁ……。

SS

非公式板のなんでもスレの608を見て、アホな奴はいるんだなァ、と思ってつくづく感心してしまいました。しゃあないような気もしますが。 でも、それは自分がメジャーであることの残酷さの表れなのかもしれない。とも思います。 SS界を一つの業界として…

久々に姉と会話

姉と腹を割って久々に話してみました。昔ほど合わなくなって来ているので、あんまりそういう機会がなかったのですが、偉く盛り上がりました。でも話題が「人間はマイナーとメジャーの二タイプいる」、「メジャーの残酷さ」「マイナーのルサンチマン」とかそ…

渋谷系色々

ピチカートファイブの最近のベストとコーネリアスの『69/96』、そこらへんのつながり(?)でケミカル・ブラザーズの『サレンダー』。ピチカートはなんか趣味に合わず据え置きで、『サレンダー』は今聞いてるところなので、コーネリアスだけ。 噂通り歌…

パフェキターーーーーーー!!

詳細はいずれ。

絶望から出発しよう 宮台真司 ウェイツ 評価B 再読AA

もう一回読んでから考える。 ただ、感触としては『終りなき日常を生きろ』に良く似たこれまでのまとめ本という印象が強い。だから、そこまで面白くはなかった。ただまぁ、宮台の中から使えるツールを再確認する、という意味ではいいんだろうなぁ、こういうの…

盤上の敵

北村薫著の『盤上の敵』を読んでみた。以下、ネタバレ。 前、安孫子竹丸かなんかの作品を読んだ時も思ったんだけれども、二視点に別れていることを利用したトリックというのは多いのだろうか。SSでもたしかこんぺ作の紫楽さんかなんかの作品でそんな感じの…

弦楽器

クラッシックギターとアコースティックギターとエレキギターとエレキベースとの関係を使い手の立場から誰か巧く比喩で表現していないものか。たぶん、文字にされず、その場で現れ消えていった会話のなかにその比喩は存在していたんだろうけど、もう存在しな…

私信

見つけられなかったのが悔しいです。 てゆーか、話聞きたいのです。オルバルでも飲みながら語ってくださる日を心待ちにしております。

省略文法

SS

某所の日記でときどき見慣れない『省略文法』という言葉が出てきて、どういうことだろう、とぼんやり考えていたらふと、なんとなくつかめた気がした。それを、自分の某SS、某構成に当てはめると、なんだか、凄く大事なことがわかった気がした。たぶんまだ…