2003-09-06から1日間の記事一覧

こどものあそび

南Q太の作品。岡崎京子のあまりにも救われない先のない世界に比べるとこっちは非常にいいです。別に明るいわけじゃないし、夢があるわけでもないけど、まぁ、適当に生きてりゃなんとかなるんじゃないの?いざとなったらそれなりにがんばろうぜ、くらいの世界…

リバースエッジ

岡崎京子の作品。 ……なんつーか、まぁ、よくもここまで乾いた話書けるなぁ、としみじみと感動してしまいます。寒い。寒すぎる。夢とか希望とかそういう明るいものが何一つ存在しないで、ただひたすらに薄暗い。のっぺりとした書き割りのような戦場。俺はこん…

QED

なんかだんだんよくなっている気がするなぁ……。 トリックはさっぱりわからない人なので、そっち側の質はもしかしたら低下しているのかもしれないけれども、15巻の二つの話はなんだかいいなぁ、と思えるところが多かったです。

ハッピー・ファミリー

三原ミツカズのデビュー作。母親にマジで恋をする息子と破天荒な父親、理想の塊みたいな母親の繰り広げるどたばたシリアス劇、なんですが、三巻がすばらしくいい出来です。そーか、愛とか恋とか書くなら最低限このあたりまではいけないとだめなんだなぁ、と…

beautiful people

また三原ミツカズ。普通の短編集。「雪白姫」と「空気の中を抜ける空」が好き。ていうか、後者の「空気を抜ける空」は自分が理想とする話とすら言えるかもしれない。個人的にはこういうのが一番好きだ。視点の取り方もすごく好きだし。最高。あと、「アンチ…

RIP

再び、三原ミツカズ作品。今回は「永遠の愛」をテーマに進んでいく、短編連作集、というか普通に一本の話か。自殺趣味の天使という設定をどうやって思いつくんだろうか、としみじみと思います。わりと、ありきたりな設定、テーマですが、この人のポップな絵…

カトゥル・カール

「Doll」で有名な三原ミツカズの作品。ケーキ屋を舞台にした、なんということもない作品なのだけれども、じんわりとハートウォーミング。いいねー。腕を信頼できる作者の短編集を読むというのはすごく幸せな時間だと思います。安心して読める。ただ、やっぱ…

漫画喫茶の夜

濃い、というよりも愚痴な会話で終電を乗り過ごし、現在俺は池袋の漫画喫茶にいます。今から読み漁ります。いろいろ。