こどものあそび

 南Q太の作品。岡崎京子のあまりにも救われない先のない世界に比べるとこっちは非常にいいです。別に明るいわけじゃないし、夢があるわけでもないけど、まぁ、適当に生きてりゃなんとかなるんじゃないの?いざとなったらそれなりにがんばろうぜ、くらいの世界はなんだか安らぐなーと思いました。感受性を高めることと、世界に絶望したり、逆に嫌悪してみたりすることががイコールで結ばれるのが思春期なら、それより前か後で固定しないと、疲れるんだよなーとか思います。面白がるためにアンテナ張り巡らせてるのに、それで絶望したら馬鹿らしくて小がありません。楽しくいこーぜべいべー。
 世界観の提示ができりゃ、テーマとかいらないのかな、とか最近思うんですが、テーマがないと話が書けないのが俺の限界ですね。ていうか、世界観の提示の方面の能力が著しく低い。似たようなテイストの似たような話しかかけなくて、それがえっらく暗い。われながら、嫌です。要努力。