池袋サンシャイン1

 漫画喫茶を出て、前々から行きたかった池袋サンシャインに行ってきました。が、ついた時間は8時をちょっとまわったあたりで、店が開いているはずもなく。ベンチで寝ようと思いましたが、ベンチの間に出っ張りがあって、うまく寝るのを防ぐ仕組みになっています。なるほど、これが設備で人間を動かす方法なのか、と設計者の細かい気配りに怒りを感じながら、無理に寝ました。非常に寝にくかったです。池袋サンシャイン許すまじ。で、ふらふらとさまよいながら、眠れそうな場所を探しているうちに、階段を見つけてそこに腰掛けました。
 上から聞こえてくる安っぽい音楽。遠くでは人々が足早に通り過ぎていく、その足音。顔をあげても俺のほうを見ることもなく通り過ぎていく。
 ああ、都会ってこんなもんなのかなぁ、と思いました。凄い心が開放される感覚と、なんでこんなことに感動してるんだよと言う矛盾、みたいな。それはそれで幸せな時間。