『今こそマルクスを読み返す』広松渉(字が出ない) 講談社現代新書 評価C 再読A

 <概要>
 たぶん、3〜4割程度しか理解できていない。
 また今度この著者の本を読んだ後に読むといいと思う。
 ていうか、読め。

 感想。
 自分の読んだマルクスの解説書その二。
 浅羽通明が『ニセ学生マニュアル 〜死闘編〜』で書いていたとおり、非常に難解なかき方をする人だと思った。つーか、読んでる最中はわかっても、読み終わるとほとんど覚えてねぇよw
 ただ、面白い点は多かった。関係の物象化という概念とか、価値を「使用価値」と「価値」に分けるとか、労働者がいかに奴隷的であるか、とか。特に最後の一つは、自分が聞きかじりで感じていたものよりもはるかに深い洞察があることが朧げに見えたので面白かった。流石に歴史的な著作は違うなぁ、と思う。
 もっとしっかり読まんとなぁ。