2004-02-21から1日間の記事一覧

『アントニオ・カルロス・ジョビン ―ボサノバを作った男―』

『イパネマの娘』・『黒いオルフェ』などの有名なボサノバの曲を作った人がどんな人なのかがおぼろげにわかりました。エコロジストで、わりと精神不安定で、マスコミ嫌い、かなぁ。そういう表現で拾い上げられるものは常に、いろいろなものを逃してしまいま…

ロード・オブ・ザ・リング

一作目。原作未読。 文法の違いが一番印象的だった。話の作り方に対する考え方が完全に違う気がする。エピソードがキャラクター中心に語られるのでもなく、テーマ中心に語られるわけでもなく、淡々と感じられるように時系列に沿って展開されます。たとえば、…

鮮やかなモノクローム

誰の作品のタイトルだっけ? こんぺ作だったのは覚えているけど。 ノスタルジィは遠いものだ、というのはわりとこの近隣(うちのサイトの知り合いぐらいの意味)の常識である気がする。過去の記憶。彼方に消えていく記憶。いなくなってしまった人。どれもノ…

痴漢の哀しみ

はじめに。女の人、怒らないでください。 満員電車に痴漢が出てくるという話はよく聞くのだけれども、考えてみればこれは不幸な痴漢なのかも知れない。満員電車において、痴漢はたしかにやりやすいだろう。込んでるから手が下のほうにあってもそんなに怪しま…

リズム・ライム・クライム

俺は書かないと考えられない種類の人間なんだなぁ、とつくづく思う。なんだか、うまくまとめることもできないし、ループから考えを飛ばすにも文章に頼らないとうまくできない。とすると、携帯電話は福音なのかもしれない。 で、電車の中で書いたのはこんな文…