『BECK』

 アニメ版の1−3話見たら、全部読みたくなって漫画喫茶へ飛び込んで、23巻まで読んできました。うん、確かに面白い。特に、グレイトフルデット編とアメリカツアー編は凄く熱い展開でいいですね。どこが面白いのか正直分からないのだけれども、なんか凄く熱い。あと、読んでいてギターが弾きたくなりました。あと、耳コピってやっぱり大切なのだなぁ、とか思いました。コードをひたすら覚えるという方法は凄く現実味があるし。ただ、ロックやんないから、あんまり共感できないけど。
 ただまー、こういうのって難しいよなぁ、と思う。浦沢直樹の『HAPPY』でも感じたけれども、リアルに近づければ近づけるほどスポーツ物とかバンド物と買って言うのは書くところがなくなっていく。結局やっていることはほとんど練習ということ以外はないし。かといって恋愛とか陰謀とかの他の要素をつぎ込みすぎるとその作品特有の味を出せない。その意味では、最新刊の展開というのはなんとなくどうもなぁ、と思ってしまう。音楽プロデューサーがそんなに偉いとも思えんし。
 でも、熱い部分はある程度は書きつくして今っているのかもしれないなぁ、とも思います。今あるバンド崩壊の危機ネタももう一回使ってるし。
 あと、これアニメ化は凄く冒険ですね。BECKの曲の出来によっては、作品の前提から崩壊しかねんし。『BABY STAR』とかどんな曲になっているのだろうか。あと『シスター』。凄く気になる。