『終戦のローレライ』読了。あー、無茶苦茶熱かった。文庫版の一巻はイマイチでしたが、それ以降は怒涛の展開。もー、男らしいキャラ書かせたらホントに天下一品ですね。
 突っ込みどころは異常に多いですが。女の子があんまり女の子っぽくないし、朝倉中佐のキャラは突然へぼくなりすぎ。日本人/西洋人は古典的過ぎてどうもなぁ、ですし、朝倉中佐はよしりんすぎる。あと、ラストが果てしなく余計。あれのせいで読後感はダメダメですね。実は守られていた、というあたりの話は一番涙腺に来るシーンでしたが。
 とは言いながらも、ぶっ続けで7・8時間近く読書してしまったのは同じ著者の『亡国のイージス』以来です。やっぱり、この作者滅茶苦茶うまい。面白い。熱い。
 『月』も読もう。