ファッションそのにー

 さっきの話で思い出したので。
 広告というものは凄く面白いけれども、怖いものではないか、というような懸念を最近持っています。前のつり革の話とかもその一つなんですが、それとは別にファッションに関してもそういうことを感じます。
 具体的に言えば――GAPとかかなぁ。
 GAPの帽子とかって、馬鹿みたいに大書きされてますよね。GAPって。あれはどーなんだろう、とか個人的な服の趣味的には思うんですが、あれはマーケティング的にはかなりいい手法のような気もします。だって、あの帽子をかぶって歩いている人はそのまま広告塔になってくれるんですから。
 普通にそこら辺を歩いている人の服装が気に入ったとしても、それはどこのメーカーかわからないし、そうなるともちろんどうやれば手に入るのかもわからないので、商品への経路はなくなります。でもそこにブランドロゴが描かれていれば、それを頼りにその服を買うことが出来ます。以後繰り返し。それを見て誰かが服を買うわけです。
 世界に広がれGAPの輪。

 でもなんとなく気持ち悪いんですよね。自分が気がつかないうちに大きな何かに動かされている状況って。
 もちろん、生きている以上そういうことって当たり前のことです。都市で情報化社会の今なんてなおさらそうです。でも、ちょっとそうなのかな、と思って回りを見だすと、そこは広告の嵐で、いつの間にか自分もそれに巻き込まれてしまっています。
 悪いことじゃない。
 でも、なんか気に食わないんです。
 まー、現実的に怖いとゆーのもありますけどね。しらんうちにどっか危ないところにつれてかれてもおかしくないですし。



 以上三つ、メモ帳より。