オヤジをギターをいだけ

 父親が突然「これ、面白かったよ」とおもむろにデッキに押し込んだビデオは、なんつーか確かに面白かったです。『2003 オヤジバンドコンテスト』平均年齢40歳以上のバンドのみでコンテストを行う、というもの。その年までやっている時点で、只者ではないんですが、その上色物を選んでくるからさらにとんでもないものが揃ってます。はじめこそストレートにロックだったのものの、途中からギター&歌5人組によるラテンだの、地元密着型フォークだの、ひょっとこの歌だの、シカゴ帰りの本格派ジャズから、高杉晋作のファンから――なんだこれは。しかも、平均的にメチャうまいぞ。
 とりあえずラテンがべらぼうにかっこよかったです。ガットギターで、たぶんサムピックと指のラスキアード(だっけ? はじくように弾く奴)の併用っぽい弾きかたはすごい新鮮でしたし、歌もかっこいいし、途中の語りもかっこえーし。意味わからんが。
 やっぱり中南米はいいですな。惹かれまくり。