『博士の愛した数式』

 姉が買ってきたので、読みました。小説読んだの久しぶり。
 穏やかなシーンの書き込みがとても丁寧なのが好きです。あまり起伏のある話では有りませんが、十分に楽しめました。
 未亡人と博士の関係がちょっとぴんと来ませんでした。もうちょっとうまく全体に絡ませられるんじゃないだろうか。なんとなく、「女」が匂うシーンが全体から浮き出てしまっていて違和感を感じます。そこがもっとうまく絡んでいるといいと思うのですが、そんなもんかなぁ。