女王の教室

 最近、『女王の教室』を見てます。内容は子供のことを動物のように扱い、「必要なことは勉強をすること、目上の人間を尊敬すること、あと罪を犯したら罰があることを学ばせることです」という教師と、それと戦う生徒、という感じ。天海由紀(漢字は知らん)の演じる女教師がターミネーターっぽくて素敵。あと、同級生がどいつもこいつもヤな感じに利己的なのもナイス。「仲が悪い女子に馬鹿にされて財布を盗む」→「友達だよね? と言って主人公に財布の処理を任せる」→「主人公、見つかって精神的リンチ」→「主人公に呼び出されて「あんたのやり方が悪い」とののしり、絶交宣言」のコンボはよくもまー、そこまでやるわ、と思いました。
 教職の資格とってる姉とかが「この教師がなにをやりたいのかわからない」「こんなんやってたら登校拒否が起きる」(今回実際に起きました)とか言ってるんですが、たぶん脚本家はそういうのどうでもいいんでしょうね。ホラーと同じです。エンターテイメントに現実味なんていらねぇ。次からさらに凄くなっていくんだろうな。どこまで行くのやら。どうせなら、自殺未遂くらいまで追いこんで欲しいものです。
 一回一回の役割が凄くわかりやすいので、途中からでも見れると思うので、機会があったらどうぞ。次回はいじめの回。
 公式サイト:http://www.ntv.co.jp/jyoou/

 本は保坂和志を読み中。キャラの書き方があんまり肌に合わないけれども、うそ臭くない話を書くという観点からはなんとなく勉強になりそうな感じ。しかし、『女王の教室』とは正反対だよな、これ。楽しませる気はほとんどねー。