『21世紀のリアリティ』終章「社会学からの全体性の脱落に抗して、今何が必要なのか」整理 宮台真司

 なんか理論社会学もいいじゃん! というのを久びさに思ったので。結論としてはこれがいいたいのって


 複雑な社会において、(複雑さがもたらす抑鬱ゆれに)梯子を外されない「真理の言葉」のカタルシスを追求するものは、社会的文脈の分岐が理由で絶対に全体性には到達できない。全体性への接近を企図する学徒には、普遍妥協性要求を全面的に放棄してもらう必要がある。
 ってことなんでしょうが、なんかすごくすっきりかかれてて納得しました。いやまぁ、わりと当たり前なことなんでしょうけど、どうも、そういう要求が強いもので。ただ、逆にこれさえ理解しておけば、マニアックな事柄のフィールドワークについてもどういう意味があるのかを認識できるような気がします。そういう輪を広げていくことにしか全体性を志向できないのなら、しゃあないか、という。
 忘れんようにせんとなぁ。
 細かい整理作ったんですが、ちょっと公開するのまずそうなので、心のうちに秘めておきます。