やっとなぞが解けました……?

 コミケのカタログを買いに、メロンブックス行ったんですが、その際に「漫画同人誌エトセトラ82−98」という本が売ってました。潰れた雑誌でやっていた同人レビュー&その当時の即売会状況の分析というのを82年から98年までのをまとめたものなんですが――中々勉強になります。宮崎事件のあおりで潰れた雑誌があったとか聞くとやっぱりすごかったんだなぁ、とか思うし。2000円も出して、読む気力側かなそうな本を買うのは冒険でしたが、わりと当たりかと。読むっていうより資料だしね。
 んで、まだめくりはじめた段階なんですが、ようやくなぞが解けました。なにかっつーと、「をたく」といわれてイメージするものが男おたくである理由です。元々、宮崎事件で使われ始めた言葉なので、宮崎=男なのでおたく=男という構図ももちろんあったんですが、それだけだとなんかしっくりこない。じゃあ、なにかというと、元々この当時は同じおたくでも男女で源流が異なっていたというのがあったようです。元々女ヲタというのはある漫画のパロディというのよりも先に、少女漫画のファンという層がなだれ込んでいたのがあらかじめあった。特に、24年組後はその影響を受けた人々という層があったようです。で、翻って男オタクのほうはガンダム・ヤマトのブームがあって、そこで漫画にはまっていった人々がいて、そこからアニパロの文化が生まれてきた。そして、そっち側の人々をヲタと呼ばれるようになった、とゆー様子です。
 つまりこの当時は、アニパロだけじゃなかった、ということなのかな?
 ――うーん、自信ない。もうちょっとしっかり読み込んでから確定にします。でも、元々の戦前からの流れとして同人を見た場合、女の少女漫画の影響というのがアニパロよりも先に来るのは確かなようですね。じゃあ、どこから、ロリコン漫画=同人という世界から、女ヲタとアニパロが絡むようになるんだろう――というとC翼か。うわー、時間の流れがわからない。
 ぱたり。