いちにちを淡々と綴るスレ

 起床は9時の少し前。前日は3時過ぎに眠りについたので、やや眠い身体を休めていると、親が起こしに来る。煩い、が世話になりとおしなので、仕方がなくおきる。
 やる気があまりないので、めがねのまま、登校。頭には相棒になった新しい帽子。
 電車の中ではバックホーンの『心臓オーケストラ』を聴く。ギターの才能が伸びており、逆にヴォーカルがあっさりさせようとしている様子でパワーダウンしている。残念に思いながらも、両者が全力を発揮しているらしい次回作の期待。『イキルサイノウ』か。
 アジカンはやっぱりダメだろう、と結論付ける。
 まずはサークルの部室へ。置いてある本にのっている曲を適当に弾きながら、久し振りにあった先輩と談笑。昼飯のカルボーナーラ大盛りは俺には多すぎた。
 その後、音楽サークル合同の会議に出席する。教室取りがいつだ、云々を聞いていると、先輩の顔色がどんどん悪くなっているのが心配になってくる。来年が怖い。
 5・6限の今日一発目の授業は小集団論。ゲマインシャフトゲゼルシャフトの説明、とその目的を聞いて、ときめく。近代とか、疎外論とか聞くと、射程が朝聞いていた音楽あたりまで届きそうで嬉しくなる。ただの妄想も広がりすぎれば、観念になり、世界観になり、常識になる。この世界は思ったよりも色々な物が渦巻いていて、その表面に浮かぶ泡だけを見ているのだろう、と考え、ますますときめく。
 それ以外はあまり面白くなかったので、横に座った学科の知り合いと話す。学科の知り合いのメルアドを20パーセントしか知らないというと呆れられた。
 次の授業との10分ほどの合間に部室へ。師匠に当たる先輩と、女の先輩と後輩に会う。師匠に当たる先輩は昨日やや愚痴っぽいメールを送ってきたので心配だったが元気そうだった。なにより。ある程度ストレスを解消したところで次の授業へ。
 次は、自殺論を読む授業なのだが、いまいち。教授の喋り方は中々良いと思うのだけれども、展開が遅い。いらんことまで生徒に答えさせないでくれ。手に入る技術はわりと良さそうだけれども。
 となりに座った友人と少々馬鹿話。学科で一番変と言われているやつだけあり、相変わらずの良く分からない見解。彼曰く、日本ではウタダやミーシャに人気があるうちはまだまだで、和田アキコに人気が出るようにならなくてはならないらしい。この話を聞くのは2・3度目なので、今度はCDを貸してくれと頼んだら快諾してくれた。どうせ、お互い忘れるのだろうが。
 その後も、モナコの人口やローマの人口について話していた。
 授業中は彼はつまらなそうな貌をしていた。寝なかったのは珍しい。
 終わった後に授業内容について質問をすると、わりと予想通り。
前回質問したときもそうだった。わりと、自分の事を信じてもいいのかもしれない。
 部室を一瞬冷やかして、電車へ。帰り道は、ビル・エヴァンスジム・ホールの『アンダーカレント』を聞く。やっぱり、イイ。渋いのだけれど、ギターの音色がとてもいい。ジム・ホールをもっとききたいな、と再び心のメモ帳に赤線を引いてみる。
 コンビニでカップめんを買って、お湯を入れてから、バイト先へ。先輩に「またカップめん食ってるよ」とからかわれながらも、事務所で食べる。うまい。空腹は最高の調味料。
 バイトは一時期マネージャー対応が三つほど同時に来て、まずい場面も会ったが、なんとかうまくいった。世はなべてことなし、だといいのだけれども。そのお陰で休憩前にはへとへとに。
 なんとか、それでもバイトを乗り切って帰宅したのが1時過ぎ。寝る寸前の姉に頼み込んで飯を用意してもらい、ソレを食べ、現在日記を書き途中。
 書き終わり。