ジャニス神

 ジャニスの「定番にはシールを一個」サービス&「半分金券バック」サービスという二つの同時期間を狙って、相当借りてきました。14枚。ありえない。ていうか、ききれない。
 押尾コータロー『LOVE STRINGS』、七弦アコギギタリストのドン・ロス、ジョー・パスのデュークエリントンのカバー集、ジャンゴ・ラインハルト『ジャンゴロジー』、クロスビー(ry『デジャ・ヴ』、ザ・フー四重人格』、ポラリス『ホーム』、サニーデイズ・サービス『東京』、タンゴのアルバム、バーデン・パウエル『Three orignal album』、aztec camera『ナイフ』、DCPRG『Structuere of fourth』、ムーンスター『デュポン』、インクレディブル・ボンド・バンドとかいうレア・ファンクのアルバムを一枚。
 半分くらいなんとか聞きました。押尾コータローのは『リベルタンゴ』がとにかくリベルタンゴじゃない。押尾コータローリベルタンゴになっていてそれがすごく面白いです。言いか悪いかは微妙。あと、メジャーデビュー後と音が相当違うので、エンジニアって重要なんだなぁ、と思いました。
 ドン・ロスはなんとなくマイケル・ヘッジスの影響を感じるようなパーカッシブなギターで満足。ただ、メロディーがそこまでぐっとこないかなぁ。ざっと聞いただけなので詳しくは語れませんが。
 サニーデイズ・サービスは不思議。アコギの音が魅力的。なんつーか、歌謡曲的。懐かしさに包まれたいとおしさ、といった感じですが、なんだろうね。うん。嫌いじゃないけど、そこまででもないなぁ。
 バーデンパウエルは前借りたアルバムよりもさらにジャズっぽい感じ。ただ、七と二分の一のインヴェンションというなんとなくバッハっぽい曲がすげー気に入ってしまったという不思議な事態。なんでだろうなぁ。ほかのもかなり好きなのありましたが、それが一番印象的でした。
 CSNYはいまいち。なんていうか、洗練されてなさをすごく感じてしまいました。なんでだろうなぁ。たぶん録音の状況だと思うんですけど。ウッドストックのビデオで聞いたときはすげーよかったんだけどなぁ。
 ザ・フーはいい。ベースがやたら動く感じといい、一風変わった構成といい、かなり好き。ここはもうちょっと聞き込んだほうがよさそうだな。歌詞も深そうなので今度チェックしておきます。てか今。
 ポラリスの『ホーム』はこれぞ、不思議系、というか。電車の中でぼんやりと目が覚めたら、窓の外から光がぼんやりと刺していた。その向こうには、少し変わってしまった故郷の町。懐かしさ。それと表裏一体の切なさ。時間の流れ。光の流れ。ぼんやりとした霧。距離感。つまりは、切なさ。
 音楽的にはアルペジオっていいね、って話だと思う。反響の仕方をこらして、開放弦を使った換わった音作りをするとこんな雰囲気が出るんですね。いい。
 タンゴはわかんない。端的に言って。


 大体、そんな感じでしょうか。