『ポップカルチャー』 宮台真司・松沢呉一

 松沢なんたらさんの本を読むと、いつも風俗に行きたくなる。不思議なもんだ。基本的に人付き合いがそこまでうまくもなく、恋愛方向の人生経験が恐ろしく不足している自分には、それが必要な気がしてくる。大学内部で風俗とかいう単語を使っている自分が何より不思議だけれども。
 でもまぁ、行かないんだけど。方針的に。
 それはさておき、いまいちな本だった。理由は簡単で、内容が薄いから。そりゃ、こんだけたくさんのテーマをこの程度の厚さの本であつかって内容が濃くなるはずが無いっつーのだ。これは使い方としては、時折読みたい本がなくなったときに見てみて、面白そうなことをやっているやつを見つけるのに使う本だろう。正直この本単体だと何の役にも立たない。
 時間つぶしには悪くは無いけれども。