オリ笑顔感想。
本当にこんぺではないんだなぁ、というのをAHHさんの掲示板を読んでいて思ってみたり。
順位どうでもいい、というのは身内ではわりと常識だったのでこっち側の変化でもいいと思いますが。
このままだと先はあるのだろうか、という心配も少しありますが。グラフが頂点過ぎてる感じ。あとは下がるだけ、みたいな。
そうなるかどうかは主催様の工夫と参加者次第なんでしょうが。
まぁ、そんな話はさておき。
二つ凄い好きなのあったので感想を。
ネタバレありで。
『No River to Cross』
うめーなぁ、とはじめはしみじみ思いました。
ほとんどの文章を一エピソードにつぎ込んで、落とす。それだけで一本の作品にする。
空港の空気と文体のマッチングぶりもすばらしいですね。
中国人のカタコトも全然浮いていないのは、全体が翻訳調だからだろうなぁ。
最後の乾いた空虚感がすっ、と通り過ぎる感覚がとても好きです。
一個だけケチつけるなら『ザ・ベストテン』だけ浮いてます。
単純に小道具として空気に合ってないというのもあるし、
ちょっと古すぎるような気がします。
たぶん、作者の方とのジェネレーションギャップなんでしょうがw
あと、タイトルはどう翻訳するんでしょうね。
『Many River to Cross』なら「渡るべき幾つかの河」とかでそれっぽいですが
『No River to Cross』だと「渡るべき河がない」……? 変すぎる。
作者さん、見てたらいつか教えてくださいませ。
竹さんが宏方さんで予想してたんですが、なんども読むうちにHIDさんじゃねーかなぁ、
とか思い出してる自分がいます。でも正解率15%w 自信ぜろ。
dollさんという気もするし。
『金曜日のつめきり』
なんか一言で言えば負けたと思った……。
『世界の果てという名の雑貨店』でやりたかったようなことを
この容量で、しかもスムーズに綺麗に完璧にやられている……。
完敗です。ホント。
空気感のギアチェンジがかなり完璧に近い。
水面から奥に潜っていって、また最後に浮かび上がる。
でも、水にもぐる前とあとでは何かが完全に異なっている。
そんなん。
これではったんだったらマジ切れる。
最中さんのは相変わらずいいですね。
よくわからないけど、読んでいて気持ちがいいし。
そしてブランキーだった。