『僕らの音楽』

 みました。エレキで弾き語りってスタイルもいいなー。と思いました。あとやっぱり歌いたいと思う。
 椎名林檎は自分のことをありきたりな歌い手だと思っていてわりとつまらないと思っているけれども、向井さんは自分のことを格好いいと思っている感じでした。その「ありきたり/独自」という軸を中心に会話が微妙にずれている感と、そこから生まれる微妙なきまづさが面白かったです。そして、それが現れたような二人のハーモニーの違和感がAJICOみたいに格好いい。個性のある声の人が二人はもるとどうしてアンナに格好委員だ。
 つか、林檎は発言がどれもひねた女の子という感じがしてダメ人間好きのツボを押してきます。だめかわいい。
 向井さんの『自問自答』はなんか日本語と歌の尺があったり外れたりして、それのバランスが良かったです。「この曲ダメじゃん」と見捨ててチャンネル変える直前に、歌と歌詞とギターが完全に合った一瞬が訪れ、また消えていく。こういうアプローチもありなんだなぁ、っていうか音楽って最終的には気持ちよければ何してもいいんだよな、ということを再認識。大事なのはスタイル。つまり、向こう側に錯覚されるキャラクター。

 来週は教授か。なんか、凄い番組だなぁ。
 しかも、弾いていたのが定番の戦メリではなかったのがいい。

 村上春樹イエローページをちょこっと読んだら面白かったです。
 確かに『風の歌を聴け』は18日間の物語ではない。
 その後の解釈は強引だけれども、そこまでは確かな話。