ジム・ホール

 『アランフェス協奏曲』借りてきたんだけど、中々萌える。変わったリズムを繰り返すだけでソロのつなぎの部分になりますとゆーのはお勉強になります。メモメモ。ちと高音域が細すぎるのと、盛り上がらないっつーのが難点だけど、まぁ、つぶやき系ギタリストらしいし、そんなもんか。ピアノは逆にがんがん盛り上げるのが素敵。ピアノ伴奏で有名な人らしいが、長くてもいいじゃん。
 しかし、ジムホールってなんか連邦の機体みたいだなぁ。

 もそっと、真面目に書きます。
 ジム・ホールはコンテンポラリージャズギタリストの先駆者として著名な人です。でもこの日本語さっぱりわかりません。コンテンポラリーってなんやねん! という感じです。俺が聞いても、どういうのがコンテンポラリーでどういうのがバップ的なのかとかいまいちわかりません。
 んじゃどんなんだよ、というと――。
 某教則本の言葉を借りれば、つぶやくようなギターとのことですが、なんとなくイメージが違います。切れ切れのフレーズ、中音域の澄んだ美しさ――つぶやくというよりも遠くのほうから聞こえてくる口笛といったほうがまだわかる気がします。切れ切れに聞こえてくる、穏やかで澄んだ音。かといってそれだけじゃなくて、シンプルに刻むだけのギターで恐ろしいほどのグルーブを生み出すことも出来ます。
 とりあえずマイルスの次に有名っぽいジャズの人ビル・エバンスとの競演『アンダーカレント』をプッシュしてみたり。たぶん、レンタルでもある――のかなぁ。これを聞いて、ジムホールにはまり、これ聞いたせいでジャズを最近聞いているある意味原因の一枚です。聞けば聞くほど深みが出てきます。
 愛してる。