昨日の北風さんのレスでちょっと思ったこと

 個人的な勘なのか、あるいはどこかで読んだうろ覚えの知識なのかはわかりませんが、日本のHIPHOPについて。全然知らない奴が適当に語っているので適当に聞き流してください。
 RIPのFIVEのジャケットは丸っこいキャラが間抜けな表情をさらしていて、それを見て思ったのは「あーこいつら渋谷系の末裔なのかな」ということでした。渋谷系っつーのは、定義が非常に難しいらしいですが、俺は90年代初頭にはやった金持ちボンボンの音楽マニア達だと思ってます。俺が知る限りだと、小沢健二とかコーネリアスとかピチカートファイブとか、オリジナルラブとかがそれに当たるらしいです。オリジナルラブは聞いたことないですが。
 小沢健二が『今夜はブギー・バック』で競演しているスチャダラパー渋谷系に含めていいのかわかりませんが、まぁ、それなりに近い人なんでしょうね、たぶん。それを考えると、渋谷系っつーのはヒップホップとかやる人もいるわけです。
 考えてみれば当たり前の話です。渋谷系っつーのが音楽マニアの集団ならば、その中にヒップホップが好きな奴がいてもおかしくない。
 で、その渋谷系というくくりは消えましたが、そういう連中はいなくならない。そこらへんが、RIPとかに引き継がれたんじゃないかと思ってます。
 金持ちがふざけた顔して、真剣に音楽を作っている感覚が実に近い。そう言う系譜は遡ればはっぴぃえんど辺りまで遡れそうな印象が有りますが、当のはっぴぃえんどをほとんど知らないのでこれはハッタリですw

 土着のヒップホップがない日本において、そう言うのを聞く機会があるとしたらやっぱりそういう音楽マニアあたりから入ってくるのが多いと思われるわけで。しかも、ヒップホップって引用とかが盛んらしいですから、そういうマニア向けの音楽ジャンルではあると思います。
 要するに、日本のヒップホップにそう言った精神性を求めるのは無理じゃないけれども(そっちに弾かれるのもいるでしょうから)、それ以外もありえるっーこと。そして、そうじゃない奴(つまり音楽マニア?)なら精神性はなくても、そっち側に偏ったいい音楽作るだろう、ってことです。
 さらに要約すれば、リップもわるくねーぞーっていいたいでしょう。たぶん。
 ほとんど聞いてないですけどねw