[読書メモ]鋼の錬金術師

 その友人が自分で読む用に持って来た鋼の錬金術師の1〜4巻を読ませてもらいました。なるほど、確かに面白く、かつ熱い漫画ですね。4巻までだと、死んだ子煩悩なおじちゃんが凄く好きです。なんつーか、ああいう日頃は馬鹿なことばっかりやってるけど、カッコイイというキャラに弱いのです。死んでしまったのが残念。
 話の中で人間を使い錬金術を進歩させることに対しての非難がありましたが、現実はどうなんでしょうね。ふと、友人から聞いた投薬バイトの金額の話を思い出しました。10万は全然安全。100万だとちょっとやばい。1000万だと、海外に出て、『この実験でわたしが死んでも文句言いません』の書類に記入させられる、とかそんな話。わりと都市伝説に近いレベルな気もしますが、その人かなり危ないラインまで足突っ込みかけてた人なので信憑性が若干あったりで。もんじゅだかあのあたりの施設でもその手の話があったのを思い出します。
 素直にそのことに対して怒りを感じることは出来なくなりました。世の中は複雑で、惰性ばかりで、目に見える境界線なんて引けないです。だから、ただただ自分が、親しい人間が、それに巻き込まれないことを祈るだけです。
 ――激しくずれましたが、以後の巻も楽しみにしております。
 友人が忘れてくれたおかげで手元にあるので、また感想書くかもしれません。